春旅2012年  春の海 鞆の浦慕情
鞆の浦慕情 歌 岩佐美咲
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京都駅俯瞰 夢の中継基地
春麗な気候の3月6日 鞆の浦を訪ねた

宮城道雄の有名な琴の曲『春の海』の風景 宮城道雄は盲目でしたがあるとき訪ねた瀬戸内海の穏やかな海や鳥の声や漁師の音などを心に描いて曲ができたと言われます

父親が福山市鞆町(旧沼隈郡鞆町)出身で兵庫県神戸市三宮で生まれる

戦争中には栃木県塩谷町高根沢町に疎開されていたそうです

そんなご縁もあったなんて嬉しい驚き 

JR山陽新幹線で念願の福山駅に降りたちました 昨夜来の雨も上がり曇り空ながら陽射しも少し見えて雨の心配はなさそうで一安心

福山駅前には有名な釣人像がお出迎えです

そうそう 昨夜は早く眠ったせいか夜中に眼が醒めてそのあとも目が冴えて ホテルのテレビを点けてBSの番組 ラッコの生態の映像を観ていました こんなときだから観られた可愛いラッコたちの生きている海

福山駅からバスに揺られて 鞆の浦に向かう道沿いには民家や畑に植えられている白梅の花も咲き始めて春の風情 道端の草も緑に萌えて家の方の枯草だけの風景とは違う さすがに瀬戸内海沿岸は気候が温暖なのだと旅情を感じる

福山駅前から30分で終点鞆の浦に到着 防波堤から仙酔島と港の風景をしばらく堪能

時節がら鞆の浦の昔の街並みには商家や古民家にお雛様が飾り付けられて華やか 急階段の二階に飾り付けられた古い歴史を感じるお雛様も観せていただいた

残念ながらお雛様や飾った街並みの写真は無し 写せばよかったと後悔(泣)

のんびり鞆の浦の街並みを散策後は宮城道雄で知った沼隈町へ こちらの阿伏兎観音をお参りしたい 

ウバメガシの繁る海沿いの道を少し歩くと入り口の門があり拝観料を納めます

この時期のこんな海辺の岩場にも可憐に咲いていた浜撫子 初めて見た花
暗い雲 寒くは無いけれど 温暖な瀬戸内海の海にしては今日は少し波が荒いらしい

リンクした曲に歌われるような今日の鞆の浦

冷たい風 雲を筆にして 墨絵のような海を描いてる ほんと そんな海と空の色 

でも この色がいいのかも ね 海の上にほんの一部陽が射したようにキラキラ明るい

橋を渡って島へ 春を感じるの花 藪椿と水仙の里へも行きました まだ開花は少なくて のんびり瀬戸内の春の海を眺めました
島へ行き来する橋からは尾道方面が見えて 造船所もあるようです遠くに見える島は向島や因島でしょうか
楽しみな一日はあっという間に過ぎて 帰り道の車窓から観る芦田川の川面がキラキラキラキラ綺麗でした

新幹線で京都に戻ります 車両は光レールスター ラッキー! 上りのホームから福山城が間近に見えて感激 

京都駅に到着 今回の一人旅もホテルは新・都ホテルに四連泊 今夜は二泊目 

駅ビルのお店で買った甘いお菓子とコーヒーでほっと一息ついて 入浴 熱めのお湯に首まで浸かり 目を閉じて今日一日の時間を振り返ります

疲れを癒します 今日一日の日程も無事に予定通り過ごせたことに感謝です

そうそう このころの話題のニュースに鞆の浦バイパス構想 がありました 

ジブリアニメ『ポニョ』の海鞆の浦 自然破壊を懸念して バイパス工事は中止になりました

わたしも気になっていましたので 中止決定には安堵いたしました

那須の里山花図鑑