2013年 京都旅 出会いのご縁1  那須の里山花図鑑  
動画 新幹線から観る伊吹山 動画 東海道新幹線から観る富士山
動画  のぞみから見る夕陽 動画 新幹線からの夕陽と富士山の夕景
2013年2月26日から3月2日まで 今回で5度目の京都一人旅に参りました

一年に一度くらいの間隔で京都に行くのがライフワークのようになりつつありうれしいことです 5日間予定を入れないで 仕事も地域の行事も人間関係の柵もクリアできる冬の時期限定で予定を立てます 12月から3月までの間で日程を選びます

2月初め 計画を実行段階に・・・ まず京都駅前の新・都ホテルに4連泊で予約します 京都駅からは奈良・琵琶湖方面・岡山・広島・兵庫方面の観光にも電車や新幹線で便利に観光できるからです

2月25日は確定申告の指定日です それまでに収支計算・棚卸し・減価償却の計算を済ませ予定通りに確定申告を終えて一安心

3月5日からは地域の行事やお付き合い行事のオンパレード 3月末からは春作業が本格的に始動 行くならこの時期しかない限定の5日間なのです

桜も咲かない寂しい時期の京都に今何故? と人は言いますけれど 静かな京都 静かな風情と雰囲気の京都 それがいいんです 冬を過ごして春を待つ京都が好きなんです 実際には静かではないんです 卒業旅行の学生さんグループやカップル 女子会 ご夫婦 外国人の方々も多く さすが日本の誇る観光地京都です 冬もにぎやかです

夢を描いて 計画して それを実行したいと思い実現できるのには 奇跡のような幸運に恵まれないと夢は実現しません

まず夫の了解 次に家事をお願いする娘のOKが第一かな? そしてアクシデントが起こらないこと 老いた母の体調が変わらないように 幼い孫の世話や病気で突然の要請が入りませんように 地域の行事 集落や親戚の不幸 所属している会の予定 などすべてクリアします 前から予定のわかるものはいいのですが突発のことが起こるとアウトです

何事も起きませんようにと祈りながら旅立ちの日を待ちます

そして当日 早朝 夫に駅まで送ってもらい 「気をつけて行ってこい」と笑顔の見送りがお餞別 東北新幹線の座席に座れた時のうれしさ ほっとする安堵感 幸運に感謝 感激に浸りながら車窓を眺めます

須塩原駅から東北新幹線で東京駅まで1時間 東京駅で東海道新幹線に乗り換え 家から4時間弱で京都に着きます

東海道新幹線の座席は富士山を眺めたいので進行方向右側の窓際に座ります 必ずみられるとは限らない お天気の神ぞ知るのみ それが幸運なことにこれまで何回もいく度富士山が観られます 今回も綺麗な富士山の美しい姿が見られました

東海道新幹線のぞみは 東京駅を発車して新横浜を出ると名古屋までノンストップ 途中の駅を通過するときは駅名が電光掲示板にテロップで表示されますので駅と風景が一致して観られます

名古屋を過ぎると岐阜県内の遠い山並みは春霞で墨絵のよう・・・ 広い田園は緑色で豊かな農地の風景が広がります

ひときわ真っ白に見える美しい山何という山だろう・・・? 伊吹山です(動画をどうぞ) 山とトンネルの間に撮影ポイントはほんの一分ぐらいなのです

関ヶ原 米原を通過し 琵琶湖東側の広い田園地帯を走り 京都山科のトンネルを通過し鴨川に架かるの高架橋を通過すると京都駅に到着です

京都旅では毎回必ず一日目は東寺(教王護国寺)にお参りします 今回は街並みを歩いて往復しました 

2002年頃はホテルの窓から東寺の五重塔や講堂が見えたのですが 数年前に大型スーパーが建ち今は遠くまで見えなくなりました

今回の参拝の幸運は写経勧進の期間でした これもご縁 講堂の立体曼荼羅の前で 一心に 一文字一文字無心で筆を勧めました

願い事を書いてお納めします 五重塔内に永年供養してくださるそうです 願い事はただ一つ「孫たちの無事な成長」 それに尽きます

東寺ではそれぞれの建物にお参りして 弘法大師 不動明王 大日如来のご朱印をいただきました

一年前に訪ねたときの講堂前のカワズザクラはピンクに膨らみ開きかけていました 今回の同じ木の蕾は固くて開花がまだまだのよう 有名な八重枝垂れ桜「不二桜」の開花も観たいですがその時期はお花見の夢は叶わない身なのです

京都はお寺へのお参り それは本意ですが 今回の旅では京都府立植物園を訪ねることも大きな目標で楽しみにしていました

京都府左京区下鴨半木町 京都駅A2番乗り場205系統の市バスで植物園前下車 市バス・京都バス共通カード 二日間2,000円を買うと便利です

バス停・植物園前の北大路通り  橋からの鴨川 遊歩道からの入り口と入園口の案内板

楽しみにしていた植物園一日目 ケヤキ並木を進み正門入口へ 中央通りを進み右手へ曲がると木々のゾーンが続きます 穏やかな晴天に恵まれて植物園日和

初めて知る木 会いたかった木 思いがけない木 観たかった野の花 節分草 みすみそう 雪割りイチゲ 時間いっぱい何時間も観て回りました けれどまだまだ見たい 今度またいつ来られるかわからないのでまた次の日3月1日も続けて来ました

昨日見たところももう一度 観られなかったところも散策 木の姿 花の顔も一つ一つ記憶にカメラに記録しました

そして 幸運の奇跡の様な出会いがありました

カメラを構えて一心にトサミズキの膨らんでいるクリーム色の蕾と花芽を写しているわたしに「熱心ですね」と声を掛けて下さった方がいます 「眼鏡が同じで 不思議でそれに気づいて声を掛けてしまった」と素敵な微笑みの少し年上の方

この植物園に通年ほぼ毎日通われていて どのような木があるか どこにどのような花が咲くかすべてご存知だとか 二時間位案内していただきました

その方にトサミズキと記念に一枚写していただきました

もう昼食の時間はとっくに過ぎていて 北山通りのお勧めレストランに案内していただき遅い昼食 懐かしい味の手作りハンバーグ 美味しい 食べ始めて・・・あ 写真写真 写す許可をいただいて記念の一枚 コーヒーはすっきり酸味系でわたし好み

京都が好きで お寺が好きで 家のある県から移住してしまったそう・・・ 植物園にも嵌ってしまいどこにどのような木が植えてあるか把握しているというのも素晴らしい わたしも京都にロングステイしたい夢を語り 浄瑠璃寺高山寺の共通する話題で盛り上がりました旅はこんな素敵な出会いがあるから夢がある 記念に残る思いがけないうれしい出会いです

この時期はサザンカツバキも花盛り 園内のバラ園と自然林の境目にも無彩色のゾーンにも紅い花が彩りを添えていました

フウの木 シリブカガシ ハリモミ スダジイ カツラ  ヒマラヤスギ ムクノキ カイズカイブキ 枝垂れエンジュ エノキ アキニレ ホルトノキ カラコギカエデ トウカエデ サンシュ サルスベリ メタセコイヤ タラヨウ ウバメガシ ツガ シマモミ トサミズキ シナマンサク チャンチン ユリノキ  老爺柿  ロニケラ ソシンロウバイ チドリノキ アオモジ 紅梅 ヤマコウバシ カギカズラ 極めつけはカワラハンノキ                     

樹木以外ではクリスマスローズスノードロップも色とりどりにいっぱい咲いて 水仙 チューリップの芽生え 常緑クレマチスもたくさんの花を咲かせ花後の実の白いひげも珍しかった  

面白いのは自然林のゾーンは2日間観て歩いたのに大温室や春の鉢花展には行く時間が取れませんでした というか そちらに使う時間よりも自然の木や野草を見る時間に使いたかったのが正直なところかな・・・ 

植物園の西側は鴨川の上流 遊歩道が整備され散歩やウォーキングや休憩の人がそれぞれの時間を過ごしていました

京都地検の鶴丸検事やお宮さんが事件を解決してほっとして散策していそうな・・・・・♪ 京都を舞台のドラマのエンディングシーンに多く登場するロケーションですね

わたしも気持ち良い風に吹かれて 夕方の鴨川沿い歩こうと想いました 

鴨川の遊歩道を 北大路通り 丸太町 二条 三条 四条へと橋と交差するように歩きます 川沿いのマユミの木はまだ青い葉のままピンクの実もみずみずしいままでした 枝垂れヤナギの芽吹きもまだ 桜並木の蕾も固くて・・・ 

静かな夕暮れ  歩いたり 佇んだり 京都鴨川の夕暮れはきっと誰もが人恋しい・・・

楽しいけれど何故かふっと寂しい それも旅情なのでしょう

2013年京都旅 出会いのご縁2 へ続きます
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