那須の里山花図鑑
 春旅2017 須磨鉢伏山を階段昇り
神戸に 気軽の登れる須磨アルプスという山があることを知りました 公園として整備され 登山道も階段で市街地の公園から散策感覚で登れるということでした

神戸には新幹線で通過することはありますが駅に降りたこともなかったのでした 須磨という地名は源氏物語と源平合戦の、源義経の鵯越え、平の敦盛と熊谷直実の話 で知る土地でした

あまり山に登ることもない車生活の日常では、トレッキングや軽い山登り感覚ということがどのようなものかも実感がなく 今回の鉢伏山の階段登りは緩やかな斜面と思ったので 想像よりかなりきつかったですね〜

辛い山登りが待っているとはつゆ知らず 今朝も朝食バイキングをお腹いっぱい食べて コーヒーもお代わりして 一日の必要カロリーは蓄え準備OK ホテルをチェックアウトします おみやげはこれ 桃太郎の岡山なら吉備団子 いろいろな種類の中から3種セットを選んで家にも送りました

 

岡山駅から新幹線で神戸へ いつものように「順調に行く」はずでした ところが・・・のことがありました 朝からニュースで新幹線のトンネル内から煙が出ていると通報があり 点検中で新大阪博多間は新幹線が一時運休ということです それでも自分が影響を受けることなど考えもしないのでした

ホテルをチェックアウトして駅に向かうと駅前広場ではイベントの開催 小学生らしい和太鼓演奏集団が防火を呼び掛けていました 和太鼓の音も響いてにぎやかでした

 

新幹線の特急券は、出発駅から目的地駅に直通で往復なら往復割引金額も多くかなり安くなります けれど途中下車になると割引が利かなくなります 

行きは那須塩原〜東京駅乗換で岡山駅直通料金 帰りは岡山駅から神戸駅下車 神戸駅乗車で京都駅下車 4泊5泊後 京都駅乗車で東京駅乗換え 東京駅乗車で那須塩原下車と4枚の特急切符になりほとんど割引が適応されなくなり 三度の途中下車で追加料金は3,200です 普通乗車券は往復途中下車は何度でも対応しています

那須塩原から単純に往復特急券を買ったため、帰りの下車駅に合わせて切符を買いなおさなければならず、岡山駅の窓口へ・・・ ところがところが 新幹線の運休と遅延のための指定券を買いなおす乗客が大勢並んでいてすぐには切符を買えません 長い列に並びました

幸いわたしは指定券ではないので随時動き始める新幹線に乗れます が 指定券方は遅延に合わせて指定列車を待たなければならないか 乗れる時刻に間に合う新幹線の空いている席の指定券を買いなおさなければならないのです 

便利な新幹線も事故などがありアクシデントがあるととても不便な大変な事態になることを体験しました 何とか動き始めた新幹線に乗れて神戸駅まで来られました その時はもう昼近く 予定は何時間も遅れてしまいましたが、須磨公園口から鉢伏山の階段登りにトライです

新幹線新神戸駅は北側が山で山肌を切り崩したところにあります 駅のホームは空が見えて外ですが到着前も発車後も前後の線路はほとんどトンネル内です

新神戸駅の改札を出て地下鉄乗り換え通路から少しだけ神戸市内と神戸港が見えます

 

大きな荷物はコインロッカーに預け身軽になり 連絡通路で地下鉄西線 山手線に乗り換えます 長いエスカレーターを二回乗り継いで また長い連絡通路を歩いて地下鉄駅に着きました 

  

案内板は細かにあり矢印も解りやすく 普段から駅や鉄道に慣れない駅の乗り換えもスムーズでした 例のタブレットも心強い相棒で行き先も方向を見失うことなく心配しないでいられました

板宿駅で山陽電鉄本線に乗り換えました ところが・・・ついうっかり癖が・・・ 駅を一つ手前で降りてしまいました まっ いいか〜 歩きましょう 街歩きもいいかも けれど一駅歩くというのはけっこう遠いのでした 楽しみながら歩きました 行き先に見える山が鉢伏山のようです

公園内を延々と 木々や鳥の姿を楽しみながら歩きました 降りるはずの駅が見えてきました

目的の駅は須磨公園口とう駅名で海に面していています 山陽本線と国道2号線が海際を並行して走り 公園を挟んで山陽電鉄が走ります 下の左の写真で山陽本線の向こう側に見える海に組まれた施設は釣り公園で海釣りの施設です 山陽本線と国道2号線と公園と山陽電鉄の位置関係は のちに山を下りるロープウエィから良く見えます(右の写真)

   

駅の前を通り過ぎて 後ろに見える鉢伏山に登る道は駅の向こう側から始まるようです 

山陽電鉄の線路を越えます 敦盛橋を渡ります 近くには敦盛塚もありました 敦盛と熊谷直実の悲運の話は今もなお・・・ 敦盛橋を渡ったところで海方向を振り返ります

  

橋を渡り終えるとすぐに山登りの階段が始まります 公園が整備されて街の住民たちには憩いの公園になっているようです

  

公園内の階段は整備されて延々と続いていきます 途中からは海も見えてきて休憩しては眺めます この山歩きに来て良かった なんて思いながら 現在地の案内板があります ずいぶん歩いたようなのにまだまだここ 少し疲れて先が思い遣られるなぁ〜 そして公園の風景から林の中を歩く風景になってきました 登山道はずっと階段が整備されています 

  

階段を歩きながら 道沿いの木を見ると ゆずりは もちつつじ ねじきの紅い枝 かくれみの 藪椿 そのほか見たことのない葉の木やモミジや桜もいろいろ楽しみます 登るにつれてウバメガシの樹林のトンネルを歩いているような階段道です 階段道は他に歩く人もなく暗くて少し不安

  

そういえば昼食を食べてない 飲み物を持ってきただけ  ここまで来て岡山駅で吉備団子を買って持っていたことを想い出したのです 命拾いしたような美味しさ 元気回復してまた歩きます

途中で観えたこの海と島の風景 この時はこの島が淡路島とは思いもしませんでした もうずいぶん登ってきたような気がしてタブレットで位置を確認 まだここ 引き返すこともできずに登るしかない 暖かな日で汗ばんできました 足も膝も疲れました(泣) 

  

ずっと続いていたウバメガシの暗い林を抜け出て明るく空が見えるようになりました 展望台と案内板があります 東屋風の建物があり 遠く海が見え 右手には島が見えます まだこの島が淡路島だとは知りませんでした 淡路島はこんなに近くにこの方向に見えるのですね

ここでやっと人に出会いました やはりお一人で散策をされている女性の方でなんだかほっとしました その方から「あの島は淡路島ですよ 記念に写真撮りましょうか」と声を掛けていただきました そのあとその方は山を下りて行きました 

足元には緑の野草もいろいろ 野菊の葉も元気 ノジギクかな? 咲いているところをみたいなぁ 鳥たちも鳴いていますが姿はほんの一瞬にしか見られない 

 

そしてまた歩きます こんなにきついとは思わなかった ここ鉢伏山から六甲山方向へ山々を繋いで須磨アルプスという名のトレッキングコースがあるということ その一部でも歩きたいと思い挑戦した山登りでしたが初歩の初歩 アプローチの段階で完全降伏です もうダメ この先のロープウエイ駅まで何とか行着きそこで止めようと決めました

ロープウエイ駅までの間にこんなに美しい鮮やかな紅梅白梅が咲いて待っていてくれました

  

ロープウエィで降りる風景 上がるのが辛いのに下りるのはほんの数分

左手に見える山の急斜面は一の谷 源義経の名を挙げた「一の谷の合戦 鵯越え」の地です

  

海 神戸市街 迫る山 そして遠くに見える大阪湾 右手に淡路島 前は国道2号線と山陽本線の並列する風景 それがこの須磨公園駅付近の景勝 眼を見張る目の前の風景です

中央の写真 山陽電鉄の線路と海の向こうに見えるのは淡路島 こんなに近いとは想いもしませんでした

  

神戸駅に無事に戻れて お腹が空いたことに気付きました 本当は須磨から明石と舞子方面に行き 明石のグルメ明石焼きと明石のタコを食べる予定でしたが日程と時間が大きく狂いました 

今日もめいっぱいの時間を楽しみ最後に神戸駅構内のお店で念願の明石焼きを食べ 明石タコの天ぷらを食べて大満足 京都に向かう新幹線に乗りました

今回は京都は二泊です 明日からの京都の二日間を楽しみたいと思います

次は 「東寺五重塔初層公開」 です

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