ダケカンバ  シラカンバ  2013年5月17日
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樹のファイル
ダケカンバ  岳樺  Betula ermanii 

カバノキ科 カバノキ属  落葉高木

木肌はシラカバに比べほのかにピンク色 薄皮が剥がれている

ダケカンバの葉の芽吹きは遅く 白樺の葉の芽吹きの方が早い

四国 近畿以北の高山に生える 生育限界がはっきりしている 楢やブナより高いところに白樺 それより高いところに岳樺が生える 混生している地帯もある

那須岳では中腹の展望台(恋人の聖地)付近から白い美しい樹が見られ始め 大丸温泉駐車場から茶臼岳・朝日岳に白い幹の群生の眺めは圧巻 シラカバとダケカンバが混生している

ダケカンバに会いに・・・                              2012年11月 岐阜県からある講演会の講師の先生がご夫婦でお出でになり ご主人の講演の間の5時間ぐらいに奥様の那須観光案内を依頼されました 那須と言えばやはり自然の素晴らしさを観ていただきたいとドライブをしました 時期的に紅葉も終わりの初冬の山は殺風景でミスしたかなと思いましたが・・・ いいえいいえ ダケカンバ白い幹が陽に映えて美しい木々の姿はわたしも新鮮で感動しました 奥様も初めて見るダケカンバを大変喜んでくださり自然を素晴らしいと共感できる感性が同じであることはうれしいことでした

そのときはゆっくり写真を撮る時間がありませんでしたので 木の芽が芽吹く前に 青葉で美しい樹姿や幹が隠れてしまわないうちにもう一度しっかり一本一本を見たいと思い2014年5月12日に会いに行って参りました

2015年5月10日 ダケカンバとシラカンバの芽吹きを観にいきました シラカンバは若葉になりダケカンバはまだ芽吹きは始まっていませんでした

ダケカンバの成葉と幼木の木肌

日光植物園2012年9月1日

富士山のダケカンバ 2015年6月29日
那須のダケカンバ
成木ダケカンバの幹 ダケカンバの木姿
遠く那須野が原を見渡すように立つ白樺(左) 岳樺(右) 2015.5.10.
2015年5月10日 茶臼岳 芽吹いているのは白樺 小枝が赤いのは岳樺
2020年6月3日新緑  緑色・白樺 黄緑色・岳樺
2014年 紅葉の那須連山約1900mの山頂を望遠で裾野から撮影
シラカバ シラカンバ 白樺  Betura mandshurica

カバノキ科 カバノキ属  落葉高木

美智子皇后さまのお印の木

高原や高山に生える  木肌はダケカンバに比べ目立って白い

ダケカンバは木肌がピンクがかっていて皮の剥がれが目立つ 

シラカバの幼木の幹は白くない 茶褐色

幹から出ている枝の付け根に口髭のようにハの字の黒い模様がある ダケカンバには無い

シラカバの芽吹きと雄花
二本の木  左・岳樺 右・白樺 芽吹いて青葉の白樺 小枝が赤い岳樺
奥日光 小田代が原の白樺林 (ラムサール条約指定湿地)
有名な小田代が原の貴婦人  湿原の草に映える一本の白樺
この白樺の姿をカメラに収めようと四季を通じて多くのファンが訪れる 早朝 霧の日 草紅葉の頃 晴れても曇りでも雨でも 夕暮れもその姿は憧れの気高い貴婦人なのです
  那須の里山花図鑑