ははこぐさ ちちこぐさもどき かわらははこ  2019年10月4日
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山野草ファイル
ははこぐさ 母子草 Gnaphalium affine  きく科ははこぐさ属

空き地や畑のまわり 耕作放棄地 田の畔などにみられ集団化して一面に観られるところもある 名前が母と子の慈しみを感じるよう 葉も柔らかで優しさを感じる

春の七草のゴギョウはこの母子草の古名です

田の畔にもたくさん咲いていて 観ていると優しい気持ちになれます
ちちこぐさもどき 父子草擬 Gnaphalium pensylvanicum  

きく科ははこぐさ属

北アメリカからの帰化植物 宇都宮の住宅地の鉢植えに生えていたのを見つけた

うらじろちちこぐさ 裏白父子草  Gamochaeta coarctata

きく科うすべにちちこぐさ属 北アメリカ原産 帰化植物

昭和40年代後半に知られるようになり 現在では日本全国に観られるということですが当地には2018年初めて見つけました

茎に付いた葉の縁は波打ち葉裏や茎に白毛が密生する

良く似た薄紅父子草は花は紅紫色 花期には根生葉はない

かわらははこ 河原母子 Anaphalis margaritacea ssp. yedoensis

きく科 やまははこ属 やまははこの亜種 雌雄異株

地下茎を伸ばし 河原の礫地や砂地に株立ちで群生する  

2018年 時々通る道 蛇尾川に架かる橋から白い群生の草は何だろうと眺めていて 何か知りたくて確かめた 土手の上から遠くを写したので鮮明に写せないのが悔やまれる

2019年9月宇都宮に向かう道すがら鬼怒川の橋を通るとき河原に一面に白く群生するこの河原母子を見つけた 26日車を止めて橋の上を散策できたのです

気になって仕方なかった河原母子を眺められて心が落ち着いた

那須塩原市蛇尾川の河原母子風景
赤丸印は葯筒が伸びているので雄花
塩谷町鬼怒川の河原母子風景
ところどころにブットレアのむらさきいろも花を添えていました
 那須の里山花図鑑