はまゆう  浜木綿   2013年 7月28日
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つれづれ花 エントランス
はまゆう 浜木綿  Crinum asiaticum var. japonicum 

別名:はまおもと・浜万年青   関東以南 九州 沖縄の海岸に分布 

2〜3センチの種は水に浮き 南の島から暖流に乗り 流れ着いた砂浜に芽を出し根を張り繁殖して こんなに見事な群生地を作ります  花は日没から強い芳香を放ちます

名前の由来は 花の姿がコウゾなどの繊維を裂いて織り上げた布に似ているから 神事などに用いられる白い布を「ゆう」と呼ぶことから 

ここは 九州北部に位置する福岡県遠賀郡 響灘の夏井が浜です 九州の浜木綿分布北限の地です  本州の自生北限は横須賀市の天神島とされています 

はまゆうの花言葉 : どこか遠くへ  あなたを信じます  汚れがない

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み熊野の 浦の浜木綿 百重(ももへ)なす 心は思へど直(ただ)に逢はぬかも 柿本人麻呂                     熊野の浦の浜木綿のはなが 幾重にも幾重にも百重にも重なり合うように いつもいつも百重にあなたを想っているのに本当に逢うことはどうにも叶わないものです

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この素晴らしい風景を 福岡県在住のKさまよりいただきました ありがとうございます

浜木綿は憧れの花 一度は観てみたい花 夏の潮騒が聞こえる砂浜に咲く浜木綿に逢いたいと想い続けて来ました 上記の歌のように 思い続けても実際に花を見る機会はなかなかないものです この夏本州の北限と言われる三浦半島横須賀市の天神島を訪ねる計画を立てました けれど突然のアクシデントで断念せざるを得なくなり失望 そんな時 偶然の奇跡のようにこの素晴らしい風景をいただきました

実際に会うことはなかなか叶わないけれど 浜木綿の花とのうれしい出会いになりました

白い花 紅い雄しべの向こうに広い海の波の響きが聞こえる 響灘 素敵な名前
2015年7月24日のハマユウ  画像追加  小鬼百合も咲いています
那須の里山花図鑑