広島 岡山の旅
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安芸の宮島 尾道 生口島 倉敷 京都
2018年11月18日 加筆修正
ダリアの花盛り 夏の暑さを好んで花を咲かせると思っていました が 夏は元気をなくしていて 秋になって気温が下がってくると蕾もたくさん 葉も元気になって 今の時期こんなに見事に咲いています ダリアは夏の花ではなくて高冷地の花なのだと知りました 那須はもうすぐ初霜も降りる時期 霜に弱いのでこんなに見事に咲いていても一霜でこの花たちが萎れてしまうと思うととても残念 

花の命は短くて 苦しきことのみ 多かりき    林芙美子

ふっとこの言葉を思い出しました 数年前 娘と広島県尾道市を訪ねました その時林芙美子さんの銅像の前で写真を写したのを思い出します

林芙美子さんから娘と広島尾道の旅を思い出しました  

前年2003年7月 膝の手術を受けました 半年経って母を気遣い 娘が旅の計画を立て 不安なわたしに付き添いをするために前後を含め一週間の休暇をとってくれて 想い出の二人旅でした 手術後のため杖をついています
一日目
東北新幹線那須塩原駅→東京駅→東海道新幹線→山陽新幹線広島駅着→JR線で宮島口→フェリー→安芸の宮島 厳島神社参拝 散策 → 広島市内泊
憧れの朱塗りの神殿 板張りの回廊は想像通りのすばらしさ 海に浮かぶ能舞台も 鳥居も本物を観ることができて感激でした
フェリーを降りて社殿に向かう道沿いにはお土産店や休憩食事のお店が並びます 参拝の前に一休み 広島は牡蠣の本場 大きな殻つき焼き牡蠣を食べました 熱々焼きたて牡蠣にレモンを絞り美味しかった! 

社殿に続く道沿いには鹿さんが休憩中 こんなに間近で見られます

二日目
宿泊は広島駅のすぐ西側のホテル「ニューヒロデン」 娘は広島の呉港に縁があり 地図で調べて 二日目の予定の尾道に向かう路線を新幹線ではなく呉線にして呉の街や軍港として発展した港の風景を観たかったのでした けれど今のように旅慣れもしてないのと土地勘のない 駅の案内では電車乗り換えアクセスも簡単ではなく 慣れない土地に不安が先立ち呉港へ行くのは諦めました

後で あの時希望を叶えてやらなかったことを詫びて後悔 いつかまた行ける日もあると思ったけれど 娘はその後結婚し家庭を持ち 子育てと勤めに忙しく 出かけるところは子供優先になりました 

できることをできる時に そう思うようになったのはこの時の残念さが要因かな

山陽新幹線広島駅→新尾道駅→バスで尾道駅へ→船で生口島瀬戸田港→ 生口島内散策 国宝のお寺向上寺 西の日光耕三寺 平山郁夫美術館 →尾道市内散策→新尾道駅→ 岡山新倉敷駅 倉敷泊

生口島を訪ねることを第一の目的にしたのは国宝のお寺向上寺を訪ねたかったからです

向上寺は島から海を眺める山の上 国宝三重の塔は現存していますが本堂は火災で消失して参拝できませんでした 

尾道から島の生活に密着した交通の便の連絡船に乗ることを選びました 船を下りた瀬戸田港からお寺まで街並みを見ながら住宅街の坂道を歩きました 手術したばかりの膝には ちょっと無理な坂道でした それでも島の民家の横を通り抜けて 人の暮らしが見えたり海を眺めたり良い時間でした 

次の目的 平山郁夫美術館に向かう時 みかん畑があり そこは山の上で海からはずいぶん高い位置にあり 黄色い橋が架かる向こうの島が見えました 橋で繋がっているその隣の島も山の斜面にみかんの栽培が盛んのようでみかんの色に見えていました

向上寺の裏手に回り住宅街を歩いて平山郁夫美術館へ 美術館内には子供の頃から絵の才能を発揮していたことを証明するように幼い頃から子供時代のふるさとの瀬戸田港や人物の絵が保存され展示されていました 仏教をテーマにした西域の絵も多く展示されていました                    

平山郁夫美術館と道路を挟んで西の日光と言われ 日光東照宮を模した耕三寺があります 
2004年に娘と来たときに向上寺から野道を歩いて坂の上から見えた黄色い橋とみかん畑の風景 2014年再び訪ね耕三寺未来心の丘から観られた風景に感激しました 

生口島の人が暮らす街には蛸の干物と柑橘類が目を引きました ダンボールに入ったレモンやみかんが安く家の軒先に並べられていました とても安いので一箱買い求めて宅配便で家に送ればよかったね と娘と話した時にはもう帰りの船の上・・・  残念

瀬戸内海の島の暮らし 漁港の街の風景を観られた 海なし県の里山とは違う風景 とても印象に残りました もう一度あの島の坂道の港街の雰囲気を感じながらもっと楽しみながら歩いてみたい それがまた瀬戸内海の島に旅に出たい夢 いつかまた きっとね

瀬戸内海の島々を船で巡ったのは今回の旅での良い経験でした 

広島県尾道と四国今治市を島から島を橋でつないだしまなみ海道は開通して間もなくのこの時期 車やバスで海の上の道を渡り四国まで行けるということは関東などからは大変人気のツアーコースなのです 

でも今回は 夢に描く曲 ♪瀬戸の花嫁 を体感できるような生活感のある船に乗りました (歌われた島は別の島でしたが) 普段の交通の手段として日常生活に船を利用している方たちと一緒に乗ってその土地の風土を感じることができ 船で幾つかの島の小さな港から港を渡る実感ありました                                  

瀬戸内海は水軍の活躍の舞台 古代大和政権の時代から平安時代には平家と源氏のの合戦の舞台で重要な役割を果たした水軍 ドラマや映画で描かれる水軍が活躍した時代 古戦場の面影は今はもうないのですがその頃に思いを馳せて見ました

尾道市街に戻り港街を散策 商店街アーケード入り口近くの林芙美子像 

放浪記の一節 海が見える・・・  海を見て育ってふるさとを離れ久しぶりに見る懐かしい風景 わたしなら 那須連山が見えた時そう想うでしょうね  足が疲れて ちょっと腰を下ろさせていただきました ごめんなさい

尾道はラーメンが名物のようで海辺のお店で食べました しょうゆベースで美味しかった 当地の名物を当地で食べる それも想い出

新尾道駅に戻り 新幹線で新倉敷駅へ 山陽本線に乗り換えて倉敷駅に

二泊目は倉敷美観地区近くのホテルへ

三日目

倉敷の美観地区の街並み散策へ  午前中は娘と別行動に決めて 自由に動きました 娘はチボリ公園に行きたかったのです 花が咲き乱れるドイツ風遊園地ですね

わたしは大原美術館で絵画の鑑賞しました それと和風のお店や古い蔵屋敷や骨董店に入りました うちにある猫の置物のお店もあり同じ猫を見てうれしくなりました

長女のおみやげにモネの睡蓮のプリントされた傘を買いました 持ち歩けないので宅配で送ることをお願いしましたが形が細長くて規格外で難アリということでとても手間取った想い出があります

まだ宅急便の普及始めの頃で形が決められていて今のようにスキー板やゴルフ道具やバックなど不定形のものは送る対象としては想定外だったのでしょう

美観地区で昼食を一緒に食べるお店を決めてありましたのでそこで落ち合いおそば定食を食べて午後は倉敷駅前のデパートでショッピング 3時ごろの新幹線で京都へ →京都泊 

四日目

京都 駅前の新都ホテルで朝食バイキングを食べて今日の予定を確認 

わたしは東寺弘法市に行きました 東寺に参拝に行きたかった 毎月21日開催の弘法市ですが今回偶然に2月1日も行われていたのは幸運でした

東寺の広い境内にたくさんの古着や骨董や仏具 民芸品 古美術品などの露店が立ち並んでいました

年代物のかんざしを買いました 長い年月 若い娘さんたちのいろいろな物語を見てきたのでしょうね 

                   

娘は別行動に 循環市バスで東山方面に行きました 後からわたしも清水寺に行き娘と落ち合う約束でした が 東寺の骨董市は色々な露店が出ていて 見て回るのが楽しくてまだまだ時間が足りない 昼過ぎまで東寺から離れられなくて娘と待ち合わせの清水寺へは行きませんでした

急に予定が変わる時 行き違いやすれ違いにならなかったのは当時の文明の利器携帯電話が急速に普及してくてれたおかげです 娘は迷わず無事に一人で循環市バスに乗り京都駅に戻ってきました 

娘は初めての京都一人散策に出だしは不安ながらも 京都観光を一人で出来たことに自分を信じられる勇気と自信をもらったようです 駅で合流できた時は安心したようでした 

駅ビルのレストラン街で遅い昼食を食べ お土産をショッピング

夕方 東海道新幹線に乗り→東北新幹線で帰宅  家には東京駅で駅弁を買い求めて夕食は各地の名物お弁当でした 駅弁お土産も楽しいです

那須の里山花図鑑