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 木苺 野苺 苺  2018年 7月28日
樹木のファイル 
キイチゴは バラ科Rosaceae  キイチゴ属 Rubus キイチゴ(木苺)Bramble の総称 木に生るイチゴのこと 

数十〜数百種あり 茎が木質化した低木や草木もあり葡萄状もある 葉や木に棘のあるものが多い 

キイチゴ属 (Rubus) やヘビイチゴ属 (Duchesnea) を含め これらを野にあるいちごでノイチゴと総称する 

ひとつの花に多数の雌蕊がありその一つ一つが果汁を含んだ粒の形になる その粒が塊りとなり一つの果実を形成する

果実は食べられるものが多く甘く美味しい 蛇苺は不味いらしい 

一般に食べられている栽培のイチゴ(苺Fragaria)はオランダイチゴ属の栽培種オランダイチゴ(学名Fragaria ×ananassaDuchesne ex Rozier) イチゴとして流通しているものはほぼ全てオランダイチゴ系である 

くまいちご 熊苺 Rubus crataegifolius

九州以北に分布 木は太くなり幹から枝まで暗い赤い色 毛は無くて棘が多い 樹高3メートルくらいになる 

根は横に張りあちこちに這い茎を出し群生する

花は白 果実はルビーのように美しい濃い赤 数個まとまって付く 甘く美味しい 

ふゆいちご 冬苺 Rubus buergeri  関東以南に分布

常緑 半蔓性 9〜12月開花 11〜1月に果実が熟す

白い花をまとまって咲かせる 果実は赤 酸実がある

果実画像は高知県で12月 葉はつくば実験植物園 

きいちご 木苺  Rubus trifidus かじいちご 

本州の暖地の海岸地方に分布 3メートルくらいに育つ  棘は無い 

大きめの白い花 果実は黄色

写真はつくば実験植物園 花と果実の画像なし

にがいちご 苦苺 Rubus microphyllus 

本州から九州に分布 花は葉の上に上向きに咲く 

枝は白く目立つ 横に広がるように枝を伸ばす 地下茎から茎を出し群生する

花は白 枝の上の葉の上に花が咲く  果実は赤  紅葉は鮮やかで美しい

ながばもみじいちご 長葉紅葉苺 (本種) Rubus palmatus

近畿地方以南に分布 花は葉の下に下向きに咲く 

花は白 果実は黄色

葉の画像はつくば実験植物園 花と果実の画像はない

もみじいちご 紅葉苺 (変種) Rubus palmatus var.coptophyllus

長葉紅葉苺の変種で葉が広い 形が紅葉のような形

花は葉が展開しない早春から葉の下に下向きに咲く 花は白 果実は黄色 なので別名黄苺と呼ばれる

なわしろいちご 苗代苺  Rubus parvifolius

日本全国に分布 花の開花時期は小さなピンクの花びらを反らせて上向きに咲く 蔓性のように伸びて集団で咲き 集団で果実を生らせる

花はピンク 果実は赤 熟期は6〜7月

くさいちご 草苺  Rubus hirsutus 

本州以南 草と名がつくが木本である 上に立って伸びるのではなく地を這うように伸びる 葉や全体に棘がある 日当たりの良いところに蔓性で茂る

3月から開花 白い花 紅い果実 果実は甘く美味しい

画像は山口県岩国吉香公園3月 すずしろそうと日向の斜面に生えていた  

えびがらいちご 海老殻苺 Rubus phoenicolasius 

九州以北に分布 半蔓性

葉や枝や萼片に赤い棘が密生 尖った萼片が特徴 果実が熟すと萼片が割れて赤い果実が見える

花はうすい紅色 果実は赤 

くろみきいちご 黒実木苺 Rubus allegheniensis ブラックベリー

蔓性 栽培種 花は白 果実は赤から熟すと黒くなる

ブラックベリーの名で流通するのは別種

へびいちご 蛇苺 Duchesnea chrysantha  バラ科ヘビイチゴ属

日本全国に分布 蛇が出るような草むらに生えているから付いた名前

花も果実も美しいので可愛い名前がいいな 地を這うように広がる

無毒で食べられるが不味いらしい 花は黄色 果実は鮮明な赤 

栽培のいちご イチゴ 苺 Fragaria
一見して種子に見える一粒一粒の痩果(そうか)が付いた花托(花床ともいう)部分が食用として供される。甘みがあるため果物として位置づけられることが多いが、草本性の植物であるので野菜として扱われることもある
イチゴ(苺、Fragaria)はバラ科の多年草 オランダイチゴ属の栽培種オランダイチゴ(学名、Fragaria ×ananassaDuchesne ex Rozier)を意味する。イチゴとして流通しているものは、ほぼ全てオランダイチゴ系である。

好光性種子である。可食部は花托の発達したものであり、表面に分布する粒々がそれぞれ果実である。このような形態をとるものをイチゴ状果(偽果)という。独特の芳香があり、属名の由来にもなっている。属名のFragariaはラテン語で「香る」の意。

ウィキペディアより引用

高冷地で夏に収穫できるように品種改良されたのとちひとみ
栃木は苺王国 代表的な品種 とちおとめ
  那須の里山花図鑑