コウヤボウキ ナガバノコウヤボウキ 2016年 2月14日
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樹のファイル 
コウヤボウキ 高野箒Pertya scandens

キク科コウヤボウキ属 落葉小低木

本州 四国 九州  山地の乾燥したところを好む

那須地域の山地では見たことがなかった 

四国香川県に島寒菊の自生地に案内していただいた時 ふと見た林の陽当たりのよい道沿いの土手に見つけました 

初めて見るので野草かと思って「これは?」と尋ねると「コウヤボウキよ」って教えていただいて驚き! これがコウヤボウキ♪ 紅色のふさふさが陽に照らされて綺麗でした

その方はコウヤボウキはどこにでも普通に観られていると思っていて 初めて見て感激しているわたしを観て不思議そうでした

島寒菊野路菊ノグルミと共にコウヤボウキも香川県を訪ねた懐かしい宝物の思い出を蘇らせてくれる印象深い大切な植物です 

「私の花図鑑」  「こうやぼうき」

後で知ったこと イヌヨモギというヨモギがあることを知り そのイヌヨモギが偶然にここに生えていて一緒に写り込んでいたことを見つけた 香川県ではイヌヨモギは普通に観られるそうで珍しがっていることのほうが不思議だそうです 地方により野草の自生地の違いを実感します
ナガバノコウヤボウキ 長葉の高野箒

Pertya glabrescens  キク科コウヤボウキ属

本州 四国 九州 の樹下  落葉小低木

本年枝は春に出てきて緑色 葉は互生 コウヤボウキの葉に似て卵形 当年枝に花は着かない 

2年枝は茶緑 葉は束生で長楕円形 先は尖る  葉縁は鋸歯がある 両面とも無毛 花は束生した葉の中央に1個つく

頭花に冠毛があり筒状花が10数個集まっている 

木のような野草のような 当年枝と二年枝がまるで違う姿の不思議な木ですね〜♪

いつも歩いている里山に見つけた コウヤボウキを2014年12月に香川県で初めて見てその後足元に冠毛の付いたそう果を見つけて身近にこのナガバノコウヤボウキがあることに気付いた

9月2日
10月10日
5月5日 2年枝の青葉と前年枝のそう果と冠毛
2年枝の芽吹き 緑の当年枝と芽吹き 側に茶緑の2年枝
2016年1月30日 そう果が付いているのは2年枝 果実がないのは前年枝 本年枝は春に出てくる
2016年1月24日 そう果と木の全体姿
   那須の里山花図鑑