ムシカリ 虫狩 オオカメノキ 大亀の木 2012年年5月
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ムシカリ 虫狩  Viburnum furcatum

別名オオカメノキ 大亀の木

スイカズラ科 ガマズミ属

雪解け間もない4月~5月 高い山に咲く

対生の葉と花は同じ短枝に一体化して付く

花は中心の小さい部分 ほんのりピンク色

周りの大きな白い花に見えるのは装飾化 花びらは5枚

葉柄は短くて葉の間から花が咲く感じ 枝に密生して花が咲くというよりはまばらに咲く

葉も花もヤブデマリに似ているがヤブデマリは装飾花4枚で1枚は特に小さい 葉は対性 枝に添って花が密生する

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いただき画像
ムシカリの実 8月
ムシカリ物語  2012年5月13日

ムシカリの花を初めて知ったときから一度は実際に見てみたいと思っていました けれどどこに行けば見られるのかわからずにいましたら 去年(2011年)夏にムシカリの赤い実を見つけました ムシカリの木の存在を確認できましたので、こんどこそ春に花を観に訪ねたいと思っていました                      

そして今年 何時もお邪魔させていただいている『私の花図鑑』5月5日の日記に、「ムシカリの花は終わっていた」と書かれていました ”さぁ大変、早く見に行かないと花が終わってしまう”

けれど時期は田植えの真っ最中 農家には田植えは大切な仕事 田植え機で植える作業は終わりましたが、機械で植えられないところを手で補植する仕事が残っています。それはわたしの仕事、途中で抜け出して観に行くわけには行きません 気がもめます 早く仕事を終わらせるしかない・・・

12日 標高450メートルの家のあたりの新緑はまだ淡いいろ ムシカリの花を期待して車を山に走らせました 急な坂とカーブを繰り返す旧ボルケイノハイウエイ 途中 標高500~600メートルは山桜の見頃 木の芽吹きも始まりごろ この付近は木の芽吹きがやっとはじまりなので木の花はまだまだだろう ツツジも咲いてないし、ましてムシカリはまだ花の時期ではないかなと不安になりました 

咲いていました 林の木々の間に 白い花が たくさんではなく まばらに でも そのまばらがいい! 芽吹きもない林に 白さが目立って目を惹く 憧れのムシカリに出会えた♪

うれしくて 車を止めるとムシカリの花をめがけて山に入る 足元は熊笹が繁っている それでもあちこちのムシカリの木に近づく 「あっ、痛っ!」 「・・・・・」 しばらく動けない 痛い   花ばかりに気を取られて足元も見ないで歩いて側溝のU字溝に落ちてしまい弁慶の泣き所を強打 「・・・・・」 痛くて声も出ない

そして、13日 傷が出来て膝から下が内出血して腫れています 骨折でなくて幸運 歩くのが出来ないので今日は安静の日 仕事を休みにして、ムシカリのページ作りをしています その時間が出来たと思えば痛みなんて平気 アクシデントも想い出のスパイス ね!♪   

8月に果実が赤く熟す
林の中のムシカリの風景
那須の里山花図鑑