すいふよう 酔芙蓉  2016年9月30日
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樹のファイル

すいふよう 酔芙蓉  Hibiscus mutabilis forme versicolar
あおい科ふよう属 

木芙蓉の園芸種で住宅の庭やお寺などに植栽されている

木芙蓉は一重の原種で 花色は白とピンク 

あおい科の花は一日花で 朝咲いて夕方萎むという特徴があり ハイビスカスやムクゲも同属で同じ一日花 

芙蓉という名はハスの美しさを称えた名前でもあり 混同しないように フヨウは木芙蓉 ハスは水芙蓉と書いて区別されています

酔芙蓉はハスと共にお寺に植栽されることも多く ハスに仏心を重ね 一日花を儚いものと悟り諸行無常の教えもあるのでしょう

酔芙蓉の特徴は朝は白い花が咲き 陽が射して紫外線を浴びるとうすピンク色になり 夕方萎むころは紅色に染まる

その様子は 女性がお酒に酔ってほんのり頬を染めるイメージに似て なんとなく色香漂う女性を想わせる

素敵な歌 石川さゆりの「風の盆恋唄」に歌われている 一日花ということが儚い恋を連想させるのでしょう 

風の盆のお祭りで有名な富山県八尾には多くの酔芙蓉が観られるそうです 一度は訪ねて幻想的な流し踊りを観てみたいものです

『私の花図鑑』    「ふよう 木芙蓉」へ

花言葉:  繊細な美 しとやかな恋人

お付き合いに 夏の庭に咲く草本のモミジバフヨウを・・・
  那須の里山花図鑑