山野草 10月11月12月 晩秋冬
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木枯らしのような冷たい風が吹き始め 冷たい雨にも負けず花たちはいよいよ逞しく咲きます
みやまあきのきりんそう 深山秋の麒麟草 Solidago virgaurea 別名 こがねぎく 小金菊  あきのきりんそう 秋の麒麟草 Solidago virgaurea 別名 あわだちそう  せんぶり 千振り  Swertia japonica  別名 とうやく 当薬  代表的な薬草です 腹痛や下痢に煎じて呑みます 千回振り出しても苦いことから千振り 
あきのきりんそうのページ
あかざ 藜 Chenopodium album 葉は夏に紅く染まって美しい 葉の画像 われもこう 吾亦 Sanguisorba officinalis 野原に背が高く 鮮やかな赤紫が美しい さやさやゆれてアキアカネがいつも止まっています 秋の風景です 
なぎなたこうじゅ 薙刀香ジュ Elsholtzia ciliata  秋の太陽が照りつける野原にひときわ薫るなぎなたこうじゅは独特の強い匂いです 秋の野原を思い起こす好きな香りです 花の形も色も美しい 花の形からナギナタという名前も見事ですね
えぞりんどう 蝦夷竜胆 Gentiana triflora var. japonica  えぞりんどうの花は陽射しが当たると平開する 茎の下の方の葉腋にまで花を付ける 草丈90センチくらいになる  おやまりんどうは花は平開しないで少し開く 草丈50センチまで 茎の上の方に花を付ける りんどうは草丈90cmくらいになる 上の方に花をまとまって咲かせる 近縁種や改良種も総称してりんどうということが多い 野に咲く竜胆 

りんどうは那須町の町花 那須町の花き農家で改良され品種登録された園芸種が何種かあります 秋に那須岳にりんどうが咲くと必ず新聞に写真が掲載されます 青空に茶臼岳とりんどうのショットは那須高原に秋を告げる毎年の風物詩です

りんどう 竜胆 Gentiana scabra 田のあぜ道や野の草むらの中に咲いています 
えのきぐさ 榎草 Acalypha australis ちょうじたで 丁子蓼 Ludwigia prostrata くわくさ 桑草 Fatoua villosa
あぜかやつり 畔蚊帳吊り  C. flavidus Retz. うしくぐ 牛くぐ Cyperus orthostachyus かやつりぐさ Cyperus microiria  たまかやつり Cyperus difforis L.
こうがいせきしょう 笄石菖 Juncus leschenaultii 笄とはかんざしのこと石菖はサトイモ科の植物 美しくない花の意味もあるよう ぬすびとはぎ 盗人萩 Desmodium podocarpum  この花の名前の由来にも思わずにっこり笑ってしまいました この実の形が盗人の「抜き足 差し足 忍び足」 の形に似ているからとか 名前をつける人の感性とセンスがすばらしい♪
とだしば 戸田芝  Arundinella hirta あぶらがや 油茅 Scirpus wichurae
あぶらすすき 油薄 Eccoilopus cotulifer
こぶなぐさ 小舟草 Arthraxon hispidus  草丈30センチくらい 晩秋には一斉に紫色に染まり一面がムラサキの絨毯のようになります 八丈島の特産織物 黄八丈という紬の特徴の黄色は小鮒草を染料にしています
雄日芝 おひしば Eleusine indica 雌日芝 めひしばDigitaria ciliaris
ささがや 笹萱 Microstegium japonicum 花柄は長と短が対に付く  あしぼそ 足細 Microstegium vimineum
このあしぼそ属2種は 山野草5月下旬にもアップ
みやまささがや Microstegium nudum 花柄は有と無が対に付く
よもぎ 蓬 Artemisia princeps  草餅の草 お灸の原料にもなる  ひめよもぎ おおよもぎ かわらよもぎ いぬよもぎ などもある   青葉
たかさぶろう 高三郎 Eclipta prostrata いぼくさの草紅葉 休耕田一面に見事な草の紅葉  花の写真 セイタカアワダチソウ 背高泡立草 Solidago altissima  明治期にアメリカから観賞用に輸入され野生化 全体
ひめのがりやす 姫野刈安Calamagrostis hakonensis とても繊細で優しい穂の野草です 名前もかわいい のがりやす 野刈安Calamagrostis arundinacea var.brachytricha
しろのせんだんぐさ 白の栴檀草Bidens pilosa var. minor
あれちうり 荒地瓜Sicyos angulatus  おおおなもみ 大耳巻 Xanthium canadense
こせんだんぐさの変種でほとんど同じで白い花びらがあるのが違い
空き地の野原に年を追うごとに見事な大繁殖を続けています 向かうところ敵なしでしょう が 霜には弱い
こせんだんぐさ 小栴檀草 Bidens pilosa 一年草 夏の終わりごろから道端や荒地に大繁殖 1mになる 初冬に枯れる 果実は棘で衣類にくっつき大変
たうこぎ 田五加木Bidens tripartita 棘のある実がたくさんなって靴下やズボンに付いてちくちく痛い
アメリカセンダングサ 栴檀草   Bidens frondosa
てんにんそう 天人草 leucosceptrum japonicum 若葉
がまのほ 蒲の穂 Typha latifolia 古事記 大国主命の話にある因幡の白兎が皮をむかれて丸裸になった時 このがまの穂に包まって傷を癒した
ふゆのはなわらび 冬の花蕨Sceptridium ternatum 野ぶどう Ampelopsis brevipedunculata  
のだけ 野竹 Angelica decursiva   つぼみ 2014年9月13日 林の縁を歩いていて見つけました ししうど属ですが花は白ではなく黒紫色 目立たなくひっそり立っていました 草丈40センチくらい 数年前に見つけてシシウドと思っていた下の写真ものだけでした
メルケンカルカヤ 刈萱Andropogon virginicus
たかあざみ 高薊 Cirstium penduium  一本の太い茎に無数の花を付ける
たいあざみ 大薊 (とねあざみ 利根薊) Cirsium nipponicum var. incomptum なんぶあざみ 南部薊 Cirsium nipponnicum
うつむいて咲く 草丈は2メートルぐらいになる
南部薊の変種で棘が長い 海岸の方にはイガアザミが分布する
のはらあざみ 野原薊  Cirsium oligophyllum   棘状の総苞片が特徴 総苞は粘る 初秋から晩秋に本州中部以北の日当たりの良い野原に咲きます 似ている野あざみは春から6月ごろまで咲きます 葉の切れ込みや花は良く似ていて 野原あざみと野あざみの見分けは難しいですが花の咲く時期で見分けるのが基本です  葉はロゼット状になって茎が伸びて花を咲かせます 2014年10月8日 野あざみと野原あざみの違いを認識
にっこうあざみ 日光薊 Cirsium tanakae subsp. nikkoense ノハラアザミの亜種 日光に多く自生するので日光の地名が付いている 2014年 日光小田代が原湿原(ラムサール条約指定湿地)にて
おにあざみ 鬼薊 Cirsium borealinipponense

南会津地方にて写す 6月22日

 2014年12月8日から13日までの京都・四国・瀬戸内海沿岸に咲く野草
温暖な地域なので秋の花が冬まで咲いていたり 春の花が冬から咲いているのでしょう 花の季節は関東北部とは違いますが咲いていた時期を12月として掲載させていただきます
ハマダイコン 浜大根Raphanus sativus 瀬戸内海高根島 ハマユウ 高知県海沿い Crinum asiaticum var. japonicum 
福岡県夏井が浜のハマユウ群生地
ムラサキカタバミ  Oxalis corymbosa ひめつるそばPersicaria capitata
左のハマナデシコ Dianthus japonicus 瀬戸内海沿岸にて3月  他は高知県にて12月に写す この場所はノジギクやトベラやタイキン菊やニガナやアゼトウナに目を惹かれむらさきいろのハマナデシコが咲いているのに気付きませんでした 帰ってきて写真を整理していて写っているのに気付きました 
野菊いろいろ ページへ
ベニバナニガナ アゼトウナ タイキン菊 除虫菊 Tanacetum cinerariifolium
コバノタツナミソウ 小葉立浪草 Scutellaria indica var. parvifolia  別名ビロードタツナミソウは短い毛がビロードのように生えていることから   香川県丸亀市にて12月に撮影
いぬよもぎ 犬蓬 Artemisia keiskeana   葉の形に注目

2014年12月 四国丸亀市で初見のこうやぼうきを見つけて写り込んでいたこの野草 2015年花の時期のいぬよもぎの画像を見せていただき この初冬の紅葉の草がいぬよもぎであるとわかりました 偶然にいぬよもぎを写していたことに気付いて目についた野草は注意して写すことを改めて思い知ったのでし

わたしの花図鑑」  いぬよもぎ へ  

思いがけず見つけたいぬよもぎ 2018年10月 すぐ足元に咲いていたうれしい出会い 
ほそばひめみそはぎ 細葉姫禊萩  Ammannia coccinea  世界中の温帯熱帯の湿地に生えている 日本では水田の雑草として生えている
ひめしろね 姫白根 Lycopus maackianus 
ソルゴー Sorgo 牛の飼料として栽培されている 甘汁をとるため栽培されるモロコシの一種 おおぶたくさ くわもどき mbrosia trifida 帰化植物 ブタクサと共に花粉症の主な原因とされ嫌われる 草丈3メートルくらいになる 写真は暗く写ったのを加工していただきました
あしかき 足掻き Leersia japonica   田の畔や湿地やため池に繁殖する 荒い毛が衣服を引っ張るくらい強い 足をひっかくから足掻きという名 出穂は稲に似ている 稲の畝間に生えると稲と共育ちに成長して1.5メートルくらいになる 
つわぶき 石蕗 Farfugium japonicum  キク科ツワブキ属 本州以南に分布    11月ごろ暖地の海岸地方の崖や山地に自生 関東の内陸部では公園や庭に植えられる 花言葉:謙譲 困難に負けない

左・宇都宮の神社 中・京都永観堂 右・宇都宮病院内

ほととぎす 杜鵑草 Tricyris hirta, Japanese toadlily ユリ科ホトトギス属 北海道から九州のやや湿り気のある山地に生える この花の斑点を鳥のホトトギスに見立てた こんなに華やかに咲くのに自生の野生種とは驚き 庭などに植えられているのを栽培種だとばかり思って観ていた 花言葉:永遠にあなたのもの

左・宇都宮の神社境内 中・京都庭園 右・宇都宮のホトトギスとツワブキ

だるまぎく 達磨菊 Aster spathulifolius 中国地方の海岸の砂浜に咲く この花は栽培種 宇都宮の町内会の花壇に咲いている

木の実 草の実

 那須の里山花図鑑