2016年春旅4 ふたたびの浄瑠璃寺 | |||||||||||||
那須の里山花図鑑 | |||||||||||||
博多から京都に戻り 次の日 もう一度訪ねたいと願っていた浄瑠璃寺を訪ねました
もう10年も前になる2007年に一度訪ねたお寺です 浄瑠璃寺は京都と奈良の県境にあり 山里のそのまた山奥に静かに佇む古刹です 京都とはいえ市街地から離れた寂しい地域 一人旅も慣れないネットも使わないあのころ 地図を頼りにまるで土地勘のないところに一人で行こうとするのですから今思えばむちゃな冒険旅でした ただただ行きたい一心で訪ねた2007年3月6日の想い出ブログです 、 いつも通りホテルの朝食バイキングをお腹いっぱい食べて コーヒーもお代わりして スタミナを蓄えて さあ 念願の「ふたたびの浄瑠璃寺」に行きましょう 京都駅から近鉄特急で乗り換えなしで近鉄奈良駅へ 発車してすぐ東寺の五重塔が見られるポイントがありジャストショット 近鉄奈良駅のバス乗り場で時間を観ると浄瑠璃寺行き急行バスの時間まで少しあるので奈良公園へ 若草山は山焼き直後らしく黒い山肌でした 、 今回は下調べを念入りにしましたので近鉄奈良駅からバスを間違えずに乗りました 10年前に観た記憶に刻んでいた想い出の風景と変わらない今日の風景 うれしく懐かしみながら車窓から観える山里の風景に感慨深くバスに揺られていました この山里の写真右の中央の民家の前から横を通り山の奥に道が続いています もうすぐかな・・・ 里を過ぎたら着くのかな? 不安な自分を励ましながら歩きました が・・・ 浄瑠璃寺はこの里のずっと奥の山にあるのでした それが解っていたら歩くのも諦めていたかもしれません でも 先が見えなくても その先にあるものを信じられたから歩けたのかもしれません 今回はバスで無事到着で〜す 馬酔木咲く参道と三門 ふたたびのうれしさ 三重塔と向かい合う本堂 三門を入り左に行き三重の塔を拝み 振り返り九体阿弥陀が鎮座する本堂を拝みます 九体阿弥陀堂には九体の阿弥陀様が並んで鎮座しています 九体阿弥陀堂の真後ろから朝陽が昇り真前に夕陽が沈む方向を考えて建てられています 夕陽の沈む方向には阿弥陀仏の西方極楽浄土があると信じられています 春の彼岸と秋の彼岸には扉が開けられます 満々と水を湛えた池を挟んで三重塔が建ち 三重塔から阿弥陀堂を見ると夕陽に照らされた九体阿弥陀の池の水に写された姿を見ることができるということです 池は護岸工事中で水が抜かれていました 記念の写真を一枚 今日ここで今しか写せないので 工事担当の若いお嬢さんに仕事の手を休めて写していただきました 浄瑠璃寺と石仏の道で繋がる岩船寺の建つ地域は当尾という地名です 現在 当尾の自然環境保護維持の寄付活動が行われていました わずかな額ですが寄付をさせていただきと記念にクリアファイルをいただきました この古刹がこのままずっと静かな佇まいのままで・・・と願います ご朱印もいただいて今回の旅の目的が無事に達成できるご加護に感謝いたしました 10年前には咲いていた山茱萸と敬翁桜はまだ蕾 ツバキは鮮やか 今回の旅で初めて認識した木メタセコイヤ 茶色に垂れているのは枯れ葉が春まで残っていると思って観ていました 垂れているのは花なのですね 今回知ったことです そして そして うれしい初めての自然の中で出会えた木 青文字です 去年の今頃 お花屋さんで手に入れて切り花のアオモジの花を観ることができましたが今回西日本や九州のどこかでは自然に咲いている様子を観たいと思っていましたがなかなかその機会がなくもう今回も諦めていましたら 浄瑠璃寺の参道わきの食事何処の広い樹木庭園に咲いているのを見つけました 女将さんは「この木の存在に気付く人なんてめったにいないよ 地味な木だからね」と仰っていました 今はお亡くなりになったご主人さまが大阪で植木屋さんをされていたとかで庭にいろいろな種類の木を植えておられたそうです 桜も何種類もあり この敬翁桜ももう咲き始めているでしょうね そして山にもこぼれ種から生えたアオモジがところどころに生えていると話されていました 女将さんはにこにこ笑顔でいろいろな若いころからの想い出話をされて 庭の奥で摘んでこられたふきのとうを三個くださいました 春の味覚 浄瑠璃寺のふきのとう せっかく摘んで来たのにいただいてありがとうございます ご厚意いただきました 女将さんのおすすめの山芋のつけ汁そばの昼食 樹木の庭園を眺めながら あら? 足元をよく見ると丸い石に見えるもの 水車にあり粉を挽く石ですね 食事がすんで帰りのバスを待っているバス停の後ろの山を観ると・・・ あら? あれ! アオモジ? 女将さんが仰っていた実から生えて育ったアオモジです 山に実生アオモジは未だ蕾 たくさんの蕾 可愛い蕾 今回の旅では自然に生えるアオモジに会えることを期待していましたが 九州にも西日本にも観られなくてもう諦めかけていたので ここで観られてほんとうにうれしい 浄瑠璃寺に来たかったのはこのアオモジが待っていてくれたから・・・かなぁ〜♪ 、 、 ふたたびの浄瑠璃寺 今日もうれしい一日でした 、 続く・・・ |
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