春旅2017 13年ぶりの倉敷散策 那須の里山花図鑑
13年前 膝の手術を受けて 術後半年経ち 気持ちも沈みがちでどこにも出かけないでいる母を励まそうと三女が計画してくれた西日本の旅。

広島県の安芸の宮島 尾道から船で行く生口島 岡山倉敷散策 京都散策の三泊四日の旅でした 三女は勤めを初めて数年目 会社は数日の有給休暇を取ることも理解のある会社なのでその週は休みをとり付き添ってくれた二人旅です

個人の旅には不慣れな13年前はネットでホテルを予約するなど自力ではまだできなくて 新幹線とホテルの予約は旅行社にお願いしました それ以外は旅行ガイド誌「るるぶ」を買い求め 毎日開いては行きたいところや観光名所を調べて行く前の計画を楽しみました

当時 谷村新司さんの「いい日旅立ち」を鬼束ちひろさんがカバーして ディスカバージァパンをテーマにJR西日本が観光のコマーシャルを放送していたころでした 新幹線で行く西日本 憧れでした

そして今回 13年ぶりに倉敷の街を訪ねました 岡山駅から在来線 JR山陽本線で17分で倉敷に行けることを駅員さんに教えていただきました 意外と近い ラッキー♪

倉敷駅前から歩いて約10分ぐらいで「倉敷美観地区」の入口があります そこは観光の人たちが集まり易いメインストリートです

おみやげ屋さん スイーツ 小物 民芸品のお店が並びます 和布の小物や飾り物 陶器や食器 カラフルで可愛いもの 楽しいお店が続いています

水路があり ヤナギが点在し 桜の木も植えられていて 4月になると柳の花が咲き芽吹きが始まり 染井吉野の花見にとてもにぎわうでしょう 

京都や鎌倉や浅草など有名観光スポットには人力車の案内人がお馴染みですね 倉敷にも居られました 無理には誘いませんが倉敷の街を案内しますとやんわりと誘われました が やんわりとお断りしました 自由に 気ままに 自分なりに散策をしたいから

倉敷は倉敷レーヨン クラレ という繊維名で記憶に残っています わたしたちの年代から以前は洋裁を趣味に嗜む人 洋裁を職業にする人も多く その人たちにはクラレという生地素材の社名はおなじみですね

わたしも洋裁は好きでワンピースやブラウスなどを型紙を起こし裁断し仕立てることが好きでした 自分の思うデザインの洋服を縫い上げて着るのはとても楽しかった

そんな想い出に繋がる倉敷です

美観地区の入り口から20メートルくらい進んで行き おみやげや食事など観光のメイン通りは街並みを右側に進みます メイン通りには行かないで少し細い道を真っ直ぐ進みます 白い立派な倉敷公民館の横を通り 高台に「観龍寺」が見えてきます 振り返り白い洋館が倉敷公民館です 桜の蕾はまだ固く

  

階段を上がり三門の所から振り返ると倉敷の街並みが俯瞰できます

倉敷駅前通り 美観地区に続く道路沿いの街路樹は唐楓 紅葉の頃は紅く染まります

観龍寺境内

    

清楚な可愛い日本水仙 今回旅して 西日本のあちらこちらに道沿いや民家や公園に集団で咲いているのを観られました 日本海側の海岸に自生する早春に咲く水仙です

観光客で賑わうメイン通りの一つ東側の通りの白壁の街並みを歩きます 人も少なく静かで街の雰囲気が感じられます 一つ裏側の通りは本来の蔵の街の佇まいそのままの雰囲気です

  

賑わう堀割りの通りはお客様を迎える表の顔 静かなこの通りは素顔の街の顔  ここをゆっくり歩いているとその当時の人の暮らしも見えるよう 商業で賑わった当時が偲ばれるようです

  

倉敷美観地区のメインストリートも歩きます シーズンには観光客でにぎわうゾーンです 昼ごろには賑やかになったでしょうね 繊維 岡山各地の産業の発展の出入り口 酒 米 味噌 野菜 色々な生活物資がこの堀割を舟が行き来して運ばれていたのでしょう 舟の賑わい 蔵元の豪商 商家の人々の活気が見えるようです

  

枝垂れ柳が葉を茂らせ 風にそよいでいる夏 染井吉野の開花の春 そんな時期にも来てみたい

月曜日は大原美術館は定休日 今回は入館できませんでした 前回は大原美術館の名画を鑑賞でき 蔵の博物館にも入館で来て豪商の蔵を観ることができました

13年前に長女へのおみやげに買い求めた「モネの睡蓮」の傘がまだそのままであります 車生活の娘は傘をさすことは少なく それで保存状態が良いのでしょう

JR山陽本線の倉敷駅前は13年前のままでした 歩いた歩道も記憶のまま あの時は 山陽新幹線新倉敷駅からJR山陽本線で倉敷駅に来たのでした

  

今日も良い天気 まだ時間はたっぷり この後は・・・ 岡山駅に戻り

    「桃太郎線で吉備平野へ・・・」  です

   那須の里山花図鑑