オオウラジロノキ  大裏白の木 2012.5.
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樹のファイル
オオウラジロノキ 大裏白の木 Malus tschonoskii

バラ科 リンゴ属   本州 四国 九州に分布

葉の裏に白い毛がたくさんあるので白く見えるので裏白という名前の元になった

5月ごろ白い花を咲かせ りんごに似た2センチくらいの大きさの実を成らせる

私の花図鑑』  オオウラジロノキ 

『樹のファイル』 ウラジロノキ  アズキナシ

追記

2013年5月8日 淡いピンクの花を偶然に見つけました 感激です

2013年10月8日 幼果から秋に熟したりんごのような果実を見る事が叶いました 

     

オオウラジロノキの若葉 5月5日
芽吹き始め 2014年4月
2008年11月末 山の木々がすっかり葉を落とした頃 最後の一葉のように真っ赤な葉が風に揺れているのを見つけました 何だかとても心惹かれてその美しさが印象的でした 木々の小枝も美しいけれど青空に映える真っ赤な葉は何という木の葉なのでしょう その木の名前を知りたくてずっと気がかりでした
それから2年が経とうとする秋の初め 名前がわからない木の鑑定をしてくださるサイトがあることを知り『このきなんのき』さまにこの紅葉の写真を添付し鑑定を依頼しました

するとこの真直ぐな枝の出方で オオウラジロノキではないかと答えをいただきましたが それだけでは確かな答えは出せないとのことでした せめて幹の写真 葉の形状のわかる写真があれば・・・ ということで すぐに幹と葉を写しお送りしました  葉の写真には目的の葉は数枚しかなくて背景に写りこんでいるのはアオハダであることがわかり 幹の写真でオオウラジロノキと鑑定していただきました

太い幹の皮目 この棘のような幹が特徴です
葉の裏側 毛が密集している   やわらかく美しい若葉
9月 黄葉の始まり(同じ木)
2011年10月  背景の葉はアオダモ
すんなり伸びた若い枝もオオウラジロの木の特徴の一つ
2012年10月 2012年11月16日 同じ枝
太い幹の枝の葉はもう全て落ちてしまいましたが当年枝と思われる長く伸びた枝には夏に出た葉が付いていて11月半ばに紅葉していました 

この木を知るきっかけになったあの2008年の真っ赤な葉もこのように若い枝に夏の若葉が芽吹いて初冬に紅葉した葉だったのだと確信しました

2013年4月23日 白い毛が密生して若葉が白くみえる 2012年4月17日 芽吹き
胴吹きの若葉
別な木にはピンクの可愛い花
5月25日  6月18日 ずいぶん丸くなりました
紅く熟し始めた実 8月初め
青い実から2ヶ月 りんごに似ているという紅く熟した実が見たくて気になっていました しばらくぶりに車を運転して会いに行きました 9月の台風で落とされたのか少し傷んでいましたが紅いきれいな実を見つけました (10月8日)

春にこの木の花を見つけてから念願の熟した実を見られてうれしい恵みの秋です

  那須の里山花図鑑