セイヨウシナノキ 西洋科の木 2018年6月20日
トップページ
シナノキ セイヨウボダイジュ 樹木のファイル
セイヨウシナノキ 西洋科の木  学名 Tilia europaea                     

シナノキ科(アオイ科)シナノキ属

英名:リンデン ドイツ語:リンデンバウム フランス語:ティユール 

ヨーロッパでの一般名ホレンディッシェ・リンデ オランダシナノキ(Tilia vulgaris) 他に諸語により多くのニックネームで呼ばれる

ヨーロッパに広く分布し ナツボダイジュ(Tilia platyphyllos)とフユボダイジュ(Tilia cordata)の交雑種とされる落葉高木

花はシナノキ(Tilia japonica)に良く似ている 色は白色に近いうす黄色 仮おしべはない 花は芳香があるので虫や蜂が集まる

仮雄しべの有無以外は 葉の質感 照り 大きさ 形 葉裏の葉脈の元に毛が密集する 花柄の苞葉に柄は無いか短い 幹肌は縦に割れるなどシナノキ(Tilia japonica)に酷似する

葉と苞と花は コモンライムという名でハーブに利用される 

セイヨウシナノキは「自由の象徴」の木とされ街路樹や公園樹として植えられ そして「夫婦の木」「相思相愛の木」「恋愛の木」だそうです 

そういえば ♪リンデンバウムの大きな幹に 愛の言葉を彫ってきた・・・ という歌詞の曲も若い頃に聴き覚えがあるような・・・

シューベルトの歌曲集「冬の旅」『菩提樹』は有名 

1970年 テレビドラマ「冬の旅」にシューベルトの歌曲集『冬の旅』の中の曲「菩提樹」がテーマ曲に「おやすみ」が劇中に エンディングには歌曲集『美しき水車小屋の娘』の中の曲が使われていました

このときのドラマは木下恵介監督の「人間の歌シリーズ」『冬の旅』は立原正秋原作の新聞連載小説をドラマ化

シューベルトも死に向かう予感の中で 「疎外感」「絶望と哀しみ」「けっして得られないもの」「もう失なってしまったもの」への悲壮感が歌曲集『冬の旅』の一連の曲から伝わります  

ドラマの主人公も少年院での日々に先の見えない絶望感が共通してドラマを観る人の心に響きテーマ曲が印象付けられたのでしょう 今も尚 数十年前に聴いた曲が思い出と一体化してこうして記憶の中に鮮やかに生きつづけているのです

セイヨウシナノキの画像はつくば実験植物園教育棟前駐車場にて

後日に筑波実験植物園サイトに訪問いたしました 園内の植物 『植物園の12月』の6月のページではセイヨウボダイジュの画像が載せられています 別ページ『植物図鑑』では教育棟エリアのセイヨウシナノキが解説が載せられています

教育棟駐車場の同じ木の名前が混同されているのかどうか確認のしようもないままです

開花状況を頼りに 片道3時間往復270キロを走り訪ねました 花はほぼ終わりで残念でしたが快晴の青空に筑波山が鮮明に見えて素晴らしい一日 行ってよかった 久しぶりの楽しい一人ドライブでした

つくば実験植物園

数輪残っていた花

枯れ始めた成木の根元から芽を吹いた若木
 那須の里山花図鑑