那須の家庭料理レシピ
 落花生餅 草もち あんころもち お供え餅
掲載の料理は 郷土料理・行事食・山菜料理・もち米料理など重複するものが多いです ご了承ください
トップページ
   落花生餅
蒸す  搗く こねる の三役を一つの機械で出来る餅つき機を使います

もち米一升を洗い約6時間水に浸けておきます 餅つき機を説明書通りに設置 蒸す30分前に水を切っておいた米を入 その上に生の落花生を乗せて 米と一緒に蒸します

蒸し終わるとブザーが鳴ります 次の搗く作業に入り 青のりと塩を少し入れる 分量は好みです 搗いて粘りが出て落花生と米がまとまった頃塩加減を見て好みで塩を追加します 粘りが出て滑らかになり米の粒粒が見える段階で機械を止めます

機械が止まったばかりなら餅が離れやすいので火傷に気を付けて餅を取り上げましょう

麺板 または平たいものに片栗粉を敷き 餅を平らに伸ばします 一日置いて 固まったころ切ります あまりやわらかいと切りずらく切った面も綺麗に見えない 適度な硬さの方が切りやすい

 草もち よもぎもち
よもぎは新芽の柔らかいところを摘む お湯を沸かし少量の重曹を入れてよもぎを茹でる 茹でたよもぎを冷たい水に浸けて1時間ぐらい置く 餅つきを始めたら固く搾り粗くみじん切りにする

もち米一升は6時間ぐらい前から水に浸けておき 蒸す30分前に水を切っておく 餅つき機をセットしもち米を蒸す 蒸しあがりブザーが鳴ったら 別にみじん切りにして置いたよもぎを入れて餅を搗くスイッチを入れる しばらくついていると草と餅が混じり 滑らかに混じるまで搗く

草大福は餡を固めに煮詰めておいたものを丸める 餅を一個分づつちぎり丸めて平たく伸ばし 餡を包む

あんころもちは餡をやわらかめに煮詰めておいて 餅を適度な大きさに切り餡を絡める  

餅を搗くときや珍しい季節の食べ物を作った時は お重箱に幾つも詰めて他の家にも届けたものでした 懐かしい田舎の昔ながらの良い風習といえるかもしれませんね 

あんころもち
草もち同様に蒸して搗ける餅つき機でつくります

つぶあん あずきを煮て餡を作るときアク抜きのため2回はあずきの煮汁を換えること あずきが十分やわらかくなってから砂糖を入れること 熱いうちに砂糖を入れ 冷めるまで寝かせて そしてから煮詰める ゆっくりゆっくりことこと・・・ けっして中火以上に強火にしないことがあん作りのコツです

こしあん あずきをやわらかく煮たものを ボールの内側に細かい網のざるを合わせ 汁ごと入れてつぶすす アズキの中身を丁寧に皮と分けて 煮汁に濾したものを布袋に入れて固く搾る それと分量の砂糖を混ぜ合わせ弱火にかけて煮詰めます  

 お供え餅つくり
お供え餅とは大きな餅を二つ作り重ねて神様にお供えする餅のことです 

三升の餅を一度に搗きます 草餅や豆餅は蒸して搗く一体型の餅つき機を使いますが、このように大量のもち米を搗くときは蒸すのと搗くのを別々にします

 もち米を研いで約6時間水に浸けておく 蒸す30分ぐらい前にざるに上げて水を切る

 三升用の大きな蒸し器に蒸し布を敷いて もち米をさっくりと入れて約30分蒸す 全体に平均に蒸気が上がって蒸しあがっているのを菜箸を刺して確かめる

 三升用の餅つきを回転させて蒸しあがったもち米を入れます この時回転している底の回転羽根に布が巻き込まれないように注意する 餅つき機の蓋はしたまま 湯気が餅から上がり滴になって落ちて餅の回転がスムーズになる 時々餅の搗き具合を見る 20分ぐらいで滑らかになればOK

 機械が回転して餅が丸まっているところを回転に合わせて素早く持ち上げ 片栗粉を敷いたところに移す 餅全体に片栗粉を振る 熱いので火傷に気を付けながら必要な大きさに餅を切る お供えは大きいので下に置いたまま回転させながら丸く形を整える その時片栗粉が多すぎると餅の下のところから片栗粉を抱き込むので注意して丸める

 小さい丸め餅は切った順に両手を擦り合わせて丸く整形する 冷めないうちに手早くね♪   

この地は正月に餅をつかない風習なので正月様に重ね餅や鏡餅を供える風習はないのです

このお供え餅は3月17日の馬頭観音様のお祭りにお供えします 上下一組で約二升あります 丸く綺麗にまとめて作るのには技術が要ります 各家の方々がお祭りには持参して お供え餅の出来具合を評価し合います 馬頭観音様のお祭りなのでお供え餅一組を牛に見立ててセリにかけて売ります 家畜市場の模擬競り市のような一大イベントのお祭りです

集落の庚申供養念仏供養の年には集落の女性が集まり皆で餅つきをします

   牡丹餅 お萩 は もち米料理のページへどうぞ
     だんご 繭玉だんご
だんごを作るのは 1月14日のとんぼ団子 春と秋の彼岸 8月16日盆送り 先祖の命日のお墓参り 年忌法要のときには必ず作ります

白いだんごが普通ですが1月14日のとんぼ団子はピンクや緑色にします

作り方 米粉を熱湯でこねます お湯の量に注意 少しでも多すぎるとやわらかくなり扱いが大変です 粉をよくこねて一握りずつ千切り蒸し器で蒸します 蒸しあがったら熱いうちによくこねて生地を作り丸めます 

熱湯でこねたときに小さく丸めて蒸して仕上げることもあります 蒸さないで茹でることもあります 

固くなったら焼いて食べるのも香ばしい
  那須の里山花図鑑