ひのき 檜  さわら 椹 2016年 2月11日
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ひのき 檜 Chamaecyparis obtusa  桧とも書く

ヒノキ科 ヒノキ属  本州の福島県以南

ひのき材を使った建物の香りは好まれる

建築材として最高品質とされる 多くは植林

鱗片状の小さな葉が連なり ひのきの葉先は丸みがあり 良く似ているさわらの葉先は尖る

葉裏の気功線はY字型 似ているさわらはX型

樹皮は屋根の材料として使われ檜皮葺という

火を熾すとき燃えやすいので「火の木」で ひのき

雄花の付いた葉表
葉裏 気功線はY字形
若い球果 冬の球果
ひのきは陰樹と言われ 谷筋に植えられることが多い この場所は杉(褐色に見える木)を陽の当たる東西に植えて中間にひのき(緑に見える木)を植えている
一本の植栽のひのき
さわら 椹 Chamaecyparis pisifera

岩手県から九州まで自生 檜によく似ている

木曾五木(ひのき あすなろ こうやまき ねずこ)の一つ

鱗片状の葉の一枚一枚の葉先は尖っている

気功線はX型 蝶の形にも見える 太いX型や蝶の形は若い木や日陰の葉と思われ葉先はここに掲載の木の葉先より鋭く尖っている

木材はやわらかく檜のように強く香らない

水湿に強く 殺菌作用もあることから桶や 柄杓 飯櫃 しゃもじなどに利用される

岩手県から栃木県に自生が確認されることが多く 所有地にも離れた数本のサワラを確認している 植林することはないということで自生と思われる

5月末の果実葉の表と裏 葉表  昨年の果実と今年の雌花と雄花
葉裏 丸印は雌花 黒紫色の雄花  X型の気功線 葉表 雄花の付いてない葉先 
目通りの幹の直径約50センチ
自家所有の椹を材料に挽いて浴室の脱衣所の天井に利用                大工の棟梁は水湿に強いという知識の上なのでしょう
ここに掲載の写真の椹
   那須の里山花図鑑