サクラバハンノキ 桜葉榛の木 2014年3月8日         
2014年7月葉と果実の画像
2015年2月の雄花と雌花の画像 ハンノキ   トップページ
2016年6月と7月の画像
ヤマハンノキ
樹木のファイル
2018年7月3日の湿原風景追加
カワラハンノキ
2024年6月まで湿原の移り変わり ヤシャブシ 
サクラバハンノキ 桜葉榛の木 Alnus trabeculosa Hand.-Mazz.

カバノキ科 ハンノキ属

落葉高木 準絶滅危惧種指定  生育地が限られている

岩手県新潟県以南の本州 四国 九州・宮崎県

ハンノキに似ているが葉は桜に似ているので付いた名 葉の基部は丸いか心形 葉柄はハンノキより短い 葉脈は9〜12本 葉脈や葉は紅色になることも多い 

幹肌は灰色で滑らか ハンノキは幹肌の割れ目が目立つがサクラバハンノキの幹には目立たない縦の割れ目がある

か所に確認しているサクラバハンノキを紹介します 一番目と二番目は林の縁の乾燥したところに一本立ちです 三番目の生育地は湿地で幼木や生育途中の木が群生して生えています ノハナショウブ・シモツケソウ・クサレダマのほか多くの種類の湿地の野草も共に生育しています

 動画 サクラバハンノキ 
一ヵ所目
葉脈と葉表と葉裏
手前の木・マユミ 奥の木・杉
二ヵ所目
根元から4〜5本の株立ち         
三ヵ所目
2012年 まだ樹高1メートルから3メートルくらいの幼木と若木
成長している若い枝や枝先の葉は紅い
2014年3月 雄花と雌花が付き始めた若木の群生風景
2015年2月5日  2015年3月16日 
2014年7月初め 広い湿地に多くの湿地の野草や木々と共に群生してる初夏の風景
シモツケソウ ノハナショウブ クサレダマ
2014年 立秋の頃 おおはんごうそうに囲まれた夏の風景
2016年6月中旬 木もずいぶん成長して周りには野茨や黄菖蒲が多くなっている
7月13日湿地は草刈りされて手入れされ多くの幼木の合間に湿原の花もいろいろ咲いています
2018年7月3日 湿原には中間に道路が整備され それに伴いサクラバハンノキやその他の木々は広範囲に伐採されました 良いことには草刈りがされ伸びられない植物と 反面伸びて花を咲かせる植物があることです
道の駅に隣接しているこの湿地 那須高原の観光地の入り口であることから草刈りの整備もされています サクラバハンノキは希少性の木で絶滅危惧種に指定されている県もあり貴重な木です 

そして この湿地には 湿原植物が多く生育しています 貴重なこの湿原が荒れることなく 開発されることなく 消えることなく維持保護されていくことを願います

この湿原の貴重なことを認識され行政機関も自然保護の眼を育てていただきたいです

2018年7月3日のサクラバハンノキと湿原風景
2006年当時の湿原の記録風景
2019年 湿原を道の駅の駐車場へ整備が始まりました
2020年
2021年
2022年
2023年12月 駐車場の整備はほぼ終了 ヘリポートスペースも確保 道の駅那須友愛の森への北口進入路も整備されました

農業と観光の共存する那須町 集客出来る施設づくりや利便性に観光施設の整備は重要 あちらこちらで自然林が伐られて観光施設が造成されて行きます 那須で生まれ那須で生きてきて自然豊かなこの地は誇り 自然保護と人の生活の共存は理想的なこと それでも町の発展と人の生活と自然保護の共存は難しく相容れないことは理解できますが やはり残念なことです

2023年から道の駅那須友愛の森の農産物直売所の新築拡張整備工事が始まりました 2024年6月末整備工事終了予定  

この貴重な湿原は消えました 変わらないことも変わることもどちらも大切で必要なこともあります 自然界と人の生活 どちらも受け入れていかなければならないことを考えます

2024年6月20日
   那須の里山花図鑑