エドヒガン 江戸彼岸  2012年4月20日 トップページ  
樹のファイル
2019年4月9日の花画像追加
エドヒガン 江戸彼岸  Prunus pendula

バラ科 サクラ属  落葉高木

本州 四国 九州 に自生する野生種の一つ

別名 アズマヒガン ヒガンザクラ ウバヒガン

ガクの元が丸く膨らんでいるのが特徴 ガク筒の丸い部分とくびれた筒の部分の長さが同じくらい 雌しべ花柱に毛が多い

樹皮は縦に裂けるのが特徴

花は濃いピンクから淡いピンクや白色までいろいろ 花は小さめで木の枝にたくさんの花を付ける 多くの品種の桜の母種として使われている ソメイヨシノの片親

早咲きの代表的な山桜 ソメイヨシノより一週間ぐらい早く 彼岸の頃に咲くのでこの名が付いた

桜の中ではヤマザクラと共に非常に長寿で樹齢1500年〜2000年以上の木もある

福島県三春の「滝桜」に代表される銘木で各地の枝垂れ桜は江戸彼岸の変種で枝が細く長く垂れることから糸桜とも呼ばれます

ヤマザクラ オオヤマザクラ
ソメイヨシノ タカネザクラ
カスミザクラ イシヅチザクラ
シダレザクラ  オオシマザクラ
カワヅザクラ チョウジザクラ 
コヒガン 小彼岸 花は小さい 雌しべの花柱に毛がない ガク筒の丸い部分よりくびれた円筒状部分の長さの方が長い ホシザクラに良く似ている エドヒガンと豆桜の交雑種
コシノヒガン 越の彼岸 花の大きさはソメイヨシノくらい 雌しべの花柱に毛が多い ガク筒が紅い ガク筒の丸い部分よりくびれた円筒状の部分の長さの方が長い 花の色が濃いのを「高遠小彼岸」ともいう タカトウコヒガンの雌花花柱に毛がある
ガク筒の丸い部分よりくびれた円筒状の部分の長さが長い ガク筒はコヒガンに酷似している ガク片はきれいな星型をしていることから付いた名前 エドヒガンとマメザクラの交雑種といわれる 多摩丘陵に群生する貴重な桜
ホシザクラ 星桜
三分咲きのエドヒガン 2019年4月9日
淡い桜色の個体
若木で清楚な咲き方
萼筒が丸いので特徴はエドヒガン 花の大きさ 花びらの丸み 花色の華やかさは野生のエドヒガンというより改良種に見える
幹肌は縦に裂けるのが他の桜との違い 見分けのポイント
樹齢数十年の木 樹齢数百年の木
市街地の墓地近くに数本 エドヒガンは墓地に植えられていることも多い
三月末から四月初め 県北部の市街地や山の中にはあちこちにエドヒガンが自生しています 実生で幼木も多い 山の中にはエドヒガンもヤマザクラも山桜も多くの木があります 那須野が原は平坦な山林なので吉野山のような斜面に桜の素晴らしい景観が見られないのです 山の中に林の木々の合間に ひっそり 静かに咲いて散ります
2020年4月6日 2023年3月31日
那須塩原市蛇尾川に架かる橋から観る江戸彼岸の群生風景 2023年3月31日
栃木県銘木指定 寺子の桜 樹齢350年            

夜はライトアップされています

那須塩原市の道沿いに自然の江戸彼岸並木
 那須の里山花図鑑