カスミザクラ 霞桜  2013年1月21日 トップページ
樹のファイル
ヤマザクラ 
ソメイヨシノ 
エドヒガン
ヤマザクラ は 奈良吉野山に自生する桜に代表される赤褐色がかった葉と花が同時に展開する山桜を指す固有の名前

山桜 は 山に自生する多くの種類の桜の総称 若葉は緑色も多い

里桜 交配により作られた園芸種の桜を指す

オオヤマザクラ
シダレザクラ
チョウジザクラ
オオシマザクラ
カワズザクラ
タカネザクラ 
イシヅチザクラ
カスミザクラ 霞桜  Prunus verecunda   バラ科 サクラ属 

日本全国の山地のやや高地に自生 四国 九州には少ない

ヤマザクラより開花は遅く 関東北部では5月初めに開花する 花びらの先は切れ込み 花びらと花びらの重なりは浅い 萼片は細長い三角

花は白色に近い紅色 葉はヤマザクラのように紅くはなく新緑の色に近い

幹や枝の樹皮は山桜より黒みを帯びる 

山桜の一種で花柄に短い毛が生えているのでケヤマザクラとも呼ばれる

花はまばらに咲かせることが多く遠くから見た木の姿が霞のように見えることから霞桜という名が付きましたが花をたくさん咲かせることもあります

2本並ぶ山桜
2本並ぶこの桜は3日ぐらい開花がずれる 左の木は4月末から開花 右の木は5月初めに開花し 芽吹き始めの葉が緑褐色なのでヤマザクラとの交雑が考えられる 
左の明るい色の若葉の木はイヌザクラ
左の木 山の中に多く見られる山桜らしい
芽吹きの葉は緑色 萼筒は細い 毛は粗い 幹肌は黒みがかっている
右の木
5月初めに開花 葉柄や花柄に毛がある 葉は緑褐色 幹肌が灰褐色で黒味を帯びる ヤマザクラとカスミザクラとの交雑が考えられる
3か所目のカスミザクラと思われる木
5月3日 5分咲きの桜 花びらが切れ込み 花が小さく 萼片は細長い三角なのでカスミザクラと思われたが 毛がないのでヤマザクラの遅咲きで葉芽の青いタイプと思われるという見解 
オオシマザクラとカスミザクラの交雑を考えられるという見解 北関東はカスミザクラとヤマザクラの交雑も多いのではないかという見解 カスミザクラで良いという見解 桜の確かな見分けは桜に詳しい方でも難しいようです
2013年4月26日  平地   2022年4月25日
 那須の里山花図鑑